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教科書とツナサンドの間から戻って参りました
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色々な意味で終了しました。特に日本史Bは封印したいです。今日は帰ってきてから死んだように眠って、気づいたらお昼が夜になってました笑
明日は大学相談会に行ってきます。しかし、交通費だけで往復1500円かかるなんておかしいと思います\(^o^)/
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書き忘れてましたが、昨日の7/7でFF9発売10周年ですよね!早いもんで当時小学生だった私も大学受験を控える年になりました。リメイク出ないかなー。シナリオ追加とかあれば嬉しいけど、ほんとに画質を上げるだけでもいいからさあ。
冒頭はほのぼのしていたにも関わらず、中盤はかなり重い話をしていたと思います。外道に堕ちるかー……一体何をしたのか、じゅーぞうさんの過去も気になるところです。あの三味線の曲も不気味な雰囲気を醸し出してましたね。妖も久しぶりに(?)外道っぷりを見せてましたし。
それにしても海老ちゃんの変形は圧巻でした!まさかの歌舞伎ロボ!(でも名前が伏線でしたよね、読めなかった私は鈍いかなー笑)
ラストの誕生日パーティーでは、ケーキに乗ったマジパン人形が可愛かったです!黄はみんなに愛されてるんだな~。殿も初めてのおつかい成功して良かったですね笑
次回のDCD×真剣楽しみです。
テスト期間中ですがSS一件投稿してみました(下の記事)、歪アリよりチェシャ猫と亜莉子の話です。そういえばナカサユで同じようなの書きましたねうひゃー。許してください。アイスが好きなんです。
それはそうと観応の擾乱の流れがよく分からなくてあばばばばばって状況なんですがどうしたら良いでしょう……
7月の中旬は曖昧だと思う。期末テストが終わって気は緩み、かといって楽しい夏休みが始まるまでにはほんの少し間がある、そんな季節。
どことなく締まりのない雰囲気の中、ひとり張り切っているのはもちろん夏の太陽だけ。でも、産まれる暑さはさらにやる気を奪い、人間はだらんと伸びてしまうのだ。
ぼうっとした頭でそんなことを考えていたら、床に転がったチェシャ猫に呼びかけられた。アリス。緩んだ空気がそのまま音になったような声だ。

「なぁに」

応じたわたしの声も、負けず劣らず間延びしていた。全く眠くなんかないけれど、これでは朝の半覚醒状態のようだ。しかし、一向に頭がすっきり冴える気配はない。

「今の君はアイスクリームにそっくりだね、アリス」
「アイス?」
「とろけたアイスだよ」

そういえば『アイス』と『アリス』は似ているね、とチェシャ猫は付け足した。確かにごろりとだらしなく横になったわたしは、溶けたアイスの成れの果てに似ているのかもしれない。これじゃいけないな、と考えてわたしは体を起こし、居住まいを正した。

「これで『アリス』ね」
「そうだね、僕らのアリス」

チェシャ猫は満足そうにごろごろと喉を鳴らした。何に満足したのか、そもそも満足しているのかは分からないけれど。
チェシャ猫の感情を読むのはちょっと難しい。顔を隠すフードから覗く大きな口はどんな時もにんまりしているし、話し方もいつだってのんびりした調子だからだ。だけど、一緒に暮らすようになってからは彼の感情をかなり細かいところまで読めるようになった……と思う。たぶん。試しに今の気持ちを考えてみよう。

「チェシャ猫」
「なんだい、アリス」

問いかけの方向がさっきと逆になったな、と思いながら、わたしはチェシャ猫をじっと見つめた。

「えーと……暑い?」
「そうでもないよ」

チェシャ猫は、ゆさゆさと小刻みに揺れながら答えた。ノーの印に首を横に振りたかったのだろうけど、首だけの彼には少し難しいようだ。

「そのフード、暑くないの?」
「うん」
「ふぅん。わたしだったら、暑くて被ってられないだろうな」
「アリスには、ぼくが暑そうに見えるのかい」
「だってそのフード、通気性悪そうなんだもの。外したら涼しげになると思うんだけど……」
「めくってみるかい」
「え?」
「僕らのアリス、君が望むなら構わないよ」
「い、いい。やめとく」

前のと同じ嫌な予感がして、わたしはその申し出を慌てて断った。そう、と応えたチェシャ猫は、ほっとしているような、残念そうなような、それとももっと別な何かを考えているような。ほら、やっぱりチェシャ猫の気持ちをはかるのは難しいんだ。
わたしは立ち上がって、伸びをした。

「どこに行くんだい」
「台所に、アイス取りに行ってくるの。チェシャ猫にも持ってきてあげるね」

昨日、おばあちゃんがメロンの形をしたアイスを買ってきてくれた。きっとチェシャ猫は気に入ってくれるはずだ。わたしはタオルにくるまれたメロンを思い出して、少し笑った。

(そういえば、チェシャ猫が食べたものはどこに行くのかな)

ふと湧いたそんな疑問は、後ろ手に閉めたドアの中に置いていくことにした。
もうすぐ夏休みがやってくる。
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